バイク側チェーン交換

エンジンの回転を伝える方のチェーンがのびのびだ。そもそも最初からサビサビだ。
チェーンのところどころが折れ曲がったまま回ったりしている。



せっせとチェーンのたるみを調整するたびに、これそのうち切れるだろ、と恐ろしくなる。
チェーン交換を決意した。

購入

プジョー ヴォーグのチェーンの規格は415。
そこらのバイク屋さんじゃ売ってない。
420なら選び放題なんだけどねえ、とバイク屋のおじさん。420でも使えるらしいが厳密にはやっぱりちょっと性能が落ちるとのこと。
モペッドに使うと言ったら、じゃあ抵抗の少ないノンシールのチェーンだね、と教えてくれた。そうなのか。


というわけでAmazonで購入。モペッド用と書かれていたからこれでいいんだろう。
送料無料の1360円。
長さは110リンク。
チェーンの場合、つなぐ軸の数で長さとするらしい。
ヴォーグなら100リンクあれば足りるとのことだった。

注文してから発送が上海なことに気付いた。中国製か。

環状につながった状態で送られてきた。

チェーンの切断




ジョイントリンクをラジオペンチで外すとチェーンは線状になる。

リンクの留め金は装着の方向が決まっているらしい。実車で確かめる。
開口部が回転の後ろ方向。


ついでに実車のリンク数を確認する。
プジョー ヴォーグのエンジン側チェーンは94リンク。


110リンクの購入チェーンを94リンクに詰めなければならない。

通常はチェーンカッターで切断するらしいが持ってない。
100均のC型クランプと4.5mmのボルトソケット、リンクよりちょっと細いトルクスドライバーのビットでなんとかする。

とりあえずボルトソケットをあてがってクランプで絞めるとピンが飛び出す。


さらにトルクスドライバのビットをあてがって締め込み、ピンを押し出す。

ソケットの向きを間違えててビットがソケットの底を打っていくら締めてもピンが出てこない、というミスを犯した。
ソケットの向きを変えたらあっさりピンが押し出された。


チェーン切断完了。


旧チェーンとの比較。
2リンク分伸びている。

装着


取り付けにかかる。
外すのは簡単だったがはめるのにはフットカバーを外すとやはり簡単。

そのまま新しいチェーンをつなごうとしたら無理だった。
2リンク分の伸びを調整した車体ではとても新チェーンは届かない。


後輪を緩めてチェーンをつなぐ。


ラジオペンチでジョイントの金具をはめる。
金具の向きは開口部が回転後方。
金具の裏表もあるらしいが差がわからなかったので届いた時の通りの向きにした。

チェーン調整。
いつもタイヤとスイングアームの間にレンチを突っ込んで左右の隙間が等しくなるように微調整してる。


チェーンルブを吹いておく。
サビサビチェーンでもこれを吹けば一時的にでも調子が良くなった。信頼してる。


完了。
チェーンが短くなって後輪が随分前方に戻った。



後輪が前方に戻った分、ブレーキが緩くなった。
ブレーキレバーの手元での調整で事足りた。

感想

動力性能全体が底上げされたようだ。
以前だと走行中ずっとタイヤの回転に合わせてシャーコシャーコと耳障りな摩擦音がしていたのだが全く聞こえなくなった。チェーンのせいだったのか。

このバイクに乗り始めて一番良い状態で走っている気がする。
なんでもっと早く替えなかったんだ。

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