スピードメーターケーブル製作

前回のあらすじ:スピードメーターケーブルが切れたので短縮リビルドしたら短すぎて失敗した。


2りんかんに行ったらズーマー用スピードメーターケーブルが安く売ってた。片端は四角く成型されてて、90㎝くらいある。

購入。924円。

ステンレス用ハンダとフラックスのセットをコーナンPROで購入。668円。


買ってきたケーブルが70cm以上あることを確認。


ズーマー用ケーブルのネジ径は12mm。
ヴォーグ用の10mm,11mm(推定)とは合わない。
3つ全部サイズが違う。

ズーマー用のもう一方の接続部は樹脂製プラグになっている。

ズーマー用ケーブルのアウターをのこぎりで切断、断面をやすりで整える。
70cmで短すぎないかちょっと不安だったので71cmくらいにした。


アウターにはさらに外皮が溶着してあるので剥きとる。


ヴォーグのネジ金具を移植するのだが、ズーマーケーブルのアウター端金具のフレア部の径は大きすぎてヴォーグのネジ金具が通らない。


アウター端金具をやすりで削ってネジ金具が通るようになった。

切断したアウター端にヴォーグの端金具をねじ込む。
ズーマーケーブルのアウター径もヴォーグと同じ6mmっぽいけどちょっとだけ太い。
カッターで削ったりなんだりして苦労したが完全奥までは入らなかった。

金具を軽く潰してかしめてアウター完成。
金具が入りきらなかった分想定より長くなった。713mm長。

ズーマー用端金具が残ってる方をメーター側にした。後でわかったがこれは逆の方がよかった。
ズーマーのケーブルについてた保護樹脂がちょうどよさそうだったので車輪側につけてある。

ズーマー用ワイヤーを切断。
メーター側のワイヤー突出長は12mm。ケーブルを少したわませた状態で車輪側もおんなじくらい突出するように切った。
よく切れるニッパーで割と簡単に切れた。

ヴォーグワイヤーの抜け止め金具を移植する。

この金具によってメーター側、車輪側の突出具合が定まるので割と重要かもしれない。


中性洗剤で油を落としたうえでパーツクリーナーでよく脱脂して、ステンレス用ハンダ&フラックスでワイヤー先端を固める。

さすがステンレス用、ハンダがよくのる。
電子回路用よりやらかい感じ。


やすりで四角く成型。


先端をとがらせておく。

ズーマー用アウター端金具にはなぜか穴が開いている。
雨水が侵入しないか心配なのでハンダで埋めておいた。

グリスを塗ったワイヤーをアウターに通す。
スピードメーターケーブル完成。


今度はちゃんと届く!

しかしズーマー用アウター端金具が長いのでなかなかメーターにねじ込めない。
ヘッドライトを外してなんとかつながった。

このへんがキツキツなのがここで切れた原因なのだろうな。


作業完了。
異音もなく滑らかにメーターが動く。

やったぜ。

余談

製作前に代替ケーブルの購入も検討した。
ヤマハのバイクのスピードメーターケーブルは両端が四角く成型したワイヤーになっているので、アウター長70cmの物があればインナーケーブルの代替には使えるのではなかろうか。

結局買わなかったが、候補として挙がったのは次の通り:
  • ヤマハ SR400/500用ショートケーブル(ディスクブレーキ版)
  • 旧ミニ センターメーター用メーターケーブル
いずれもアウターが70cm長で、あわよくばネジ金具も片方は流用できるかもしれない。

追記

また切れた。500km弱の走行で切れた。

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