カックンブレーキ


ブレーキをかけると後輪がロックすることがしばしばあった。
ブレーキレバーをほんの少し握っただけで「ゴガ!」と音がして激しくロックする。
非常に恐ろしい思いをするのだが、しばらくするとなおったりする。

ブレーキパッドが終わってるのかな、換えなきゃいかんのか、と憂鬱になるのだが、オーバーホールしたときはまだ残量があったはずで、半年も経たずにダメになるとも思えず腑に落ちなかった。


思い起こせば雨上がりなど、湿ったコンディションでの走行時におこっていたような気がする。
そしてある日、静岡から大阪に走ってる途中に雨が降ってきた。
走破せずにはいられない状況だったのでやむなく雨の中を走っていると、後輪ブレーキがロック。

完全に雨のせいだ。

というわけで調べると、カックンブレーキなる現象だとわかった。


雨きらい。バイクまできらいになった。

原因

湿気でブレーキパッドが膨張してブレーキが効きすぎることによる。
プジョー ヴォーグのようなドラムブレーキの車両の宿命的現象とのこと。

対処

ブレーキを引きずりながらしばらく走って発熱により水気を飛ばす。


こんなんでなおるの?と半信半疑だったが、見事に解消された。

雨のさなかでもこの対処は有効だったが、雨中ではしばらくすると再発するので定期的に対処を施す必要がある。

「カックンブレーキ」なる滑稽な愛称がついたこの現象だが生命にかかわる重大な事案だと思う。「デスロック」とかそういう剣呑な呼称にした方がいいんじゃないかなあ。
そもそものカックンブレーキは運転技量の未熟からくる別の事象を指す気もするし。

それにしてもなんで後輪だけなんだろ。前輪はなったことがない。

追記

とうとう滑ってこけた。やはり非常に危険な現象なので症状が現れたらメンテナンスしたほうがいい。

コメント