プジョー ヴォーグは2ストロークエンジン。
今どきの4ストロークエンジンと違ってガソリンと同時に2ストオイルを給油しなければならない。
そうしないとエンジンが焼き付いて壊れるらしい。今どきの4ストロークエンジンと違ってガソリンと同時に2ストオイルを給油しなければならない。
公式な混合比
ここで問題になるのが混合比。ガソリンの量に対してオイルがどのくらい必要なのかを比率で表した数値。ググると3%が適切、みたいな情報が得られたのでずーっと3%の混合比で運用してきた。
ガソリン1Lを給油したらオイルを30cc添加。33対1、とも表現できる。
だがこの混合比は公式にアナウンスされたものではない。
まあ不具合ないし調子いいし、で3%を遵守してきたのだが、2台目のヴォーグをレストア中に公式の混合比を知ることができた。
1台目も2台目もシートの下の方に純正オイルボトルが入っていた。
1台目のものは印刷が擦り切れているが、
2台目のものは目盛が振られていることがわかる。
20cc毎に1L,2L,…,4Lのラインが引かれている。
このラインが2ストオイル量に対するガソリンの給油量を表している。
すなわち、公式の混合比は2%ということだ。
ガソリン1Lに対して2ストオイル20ccが適正量となる。50対1とも表現できる。
ヴォーグのガソリンタンクは5Lなので完全ガス欠からの給油でも100ccのオイルボトルでまかなえるわけだ(完全な空のタンクに5Lのガソリンを入れた上でオイルが100cc入る余地が残っているかは未検証)。
混合比2%で運用してみた
ということでおっかなびっくり2%の混合比で運用してみたが、3%のときと大差は感じない。気づいた点を箇条書きにする。
- 最高速が上がるでもなく、燃費が向上するでもない
- 若干エンジンが軽快になった気もする
- ほんのちょっとオイル量が節約できて経済性が上がってはいる
- オイル量の計算は楽になった
…ガソリン給油量を2倍すればオイル量がわかる - いっぱいガソリン入れたときにもボトル1本分のオイルで足りるようになったので給油作業が楽になった
3000キロほど走ってるけど不具合は出ていない。
まあ、悪いことはなにもなかったって感じです。撹拌は必要なのか?
このようにガソリンと2ストオイルを同時にガソリンタンクに入れる給油方式を混合給油と言うそうだが、撹拌しなくてもちゃんと混ざるのか気になる人はいるだろう。結論だけ言えば問題ない模様。
2万キロほど走って一度も不具合や不調は出ていない。
まとめ
- 公式の混合比は2%(= 50:1)
ボアアップしてたりとかの状況ではこの情報の限りにあらず - 3%でも問題ないので、2%より多めに入れる分には大丈夫
- 2%でも3%でも性能差は感じない
- 2%だと計算や給油作業が楽
- 給油時に撹拌する必要はない
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