クラッチ&バリエーター故障

目次

概略

クラッチとバリエーターが様々な不調を経て、壊れた。


(写真のA-36のベルトはいたずら心で装着してみたが、使ってはならない)

クラッチとバリエーターは一体となっていて、エンジン左側にくっついている丸いやつのこと。
クラッチはエンジンの回転を車輪に伝えたり伝えなかったりする役目を負う。
バリエーターは速度に応じてエンジンの回転の伝わり方を調節する変速機。
どっちも遠心力で作動する。

同時多発的故障なのかどれかがトリガーとなっての連鎖的故障なのかはよくわからないが、一連の故障は連続して発生した。

故障1: バリエーターのウェイトの軸が外れた


これによってバリエーターが動かなくなり30km/hしか出せない遵法バイクになった。


軸の溝にEリングをはめて潰して固定した。
3回外れたので板金用ハンダで固めて安定した。

故障2: クラッチ板とホルダーリングの異常摩耗


バリエーターが壊れたのと同時に、クラッチ板とそれを収めるホルダーリングが異常摩耗しているのが露見した。
写真で手に持っているクラッチの、いちばん上の部分のなんか斜めにはまっている部分が異常摩耗箇所。

とりあえずクラッチ板をひっくり返して双方の摩耗部分が嵌合しないようにしてしのいだ。

故障3: バリエーターの軸がガタガタ


摺動部分の軸がすり減ったようで、ベルトがかかるプーリー部分が傾いて偏芯してしまい、短周期の速度変化が起こる。 要するに運転していてウィンウィンする。


アルミ缶を食わせてガタを消してみたけど700kmも走るとボロ屑になっていた。

故障4: ホルダーリング破断


そうこうしているうちにクラッチ板を保持するホルダーリングが破断した。

溶接して何とかすることも考えたけど、もうこうなると交換した方がいい。

というわけで交換することにした。

つづく。

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