走るまで 3.フロントホイール オーバーホール


後輪をはめてペダルをごりごり回してたらなんか正体不明のものが落ちてきた。


ペダルの回りがすこぶる悪い。確認するためサイドカバーを外してみた。


ペダル根元にグリスニップルがついてる。グリスガンは持ってないのでスプレーグリスを吹き込んでみた。


らちが明かないのでギアの根っこに556をぶっこんだ。
ちょっとはマシになった。


前輪を外す。ブレーキワイヤーが引っ張っただけでは外れないのでねじを緩めた。


スピードメーターケーブル。外し方にちょっと悩んだ。
ねじれば外れる。


ブレーキケーブルのアウターがブレーキドラムから外れない。
ケーブルごと前輪を外して後でがんばることにした。


前輪が外れた。


部屋に持ち込んで作業する。


タイヤチューブは裂け目が入っていた。
空気入れるといろんなとこからシューシュー言うから廃棄決定。


ブレーキドラムを外す。


スピードメーターにつながるギアを外す。パーツリストによるとリダクションギアと呼ぶらしい。
なんかボロッボロのスポンジの残骸がついていた。


リダクションギアの裏のナットが軸が空転するせいで回らない。
別ナットを共締めして空転しないように把持して回せた。かしこい。


後輪と比べてものすごくよく回る。


分解したもの一覧。


ブレーキケーブルはこじったら外せた。
アウター長さ約93.5㎝,アウター外径6mm,タイコ径7.5mm,ワイヤー径1.5mm。
自転車のブレーキワイヤー使えるかな。


タイヤとお風呂に入る。


スチールウールとステンレスブラシ、クレンザーで磨きまくる。


そこそこきれいになった。


一番きれいな箇所。


一番きたない箇所。
錆がメッキを侵食していて輝かない。


リダクションギアに張り付いていたスポンジの残骸の厚さを測っておく。
だいたい3mmだけどあてにならない。


100均とホームセンターで買い物。
自転車のブレーキワイヤーを買った。


自転車のブレーキワイヤーだとタイコ径が合わない。残念。
違う規格のワイヤーとかあるんだろうか。


ハブベアリングをグリスアップ。
ネットにある情報ではベアリングの玉を直接取り出せる構造の例が載っていたが型式が違うらしい。
普通のベアリングが付いていた。


グリスはほとんど入ってなかった。それにしてはよく回ったが。
パーツクリーナーを垂らして古いグリスをふき取る。


グリスガンの代わりに100均のコスメ用スポイトを使う。かしこい。
と思ったがグリスの粘度では全くシリンダに吸い込めない。ばか。


爪楊枝で二硫化モリブデングリスを塗りたくる。
このグリスでいいのか毎度気になるがないよりはよかろう。
そして爪楊枝は折れないか毎度ちょっとドキドキする。


両側実施してグリスアップ完了。
車軸棒も抜きたかったけどベアリングが外せないというか外し方がわからないのでスプレーグリスを隙間に吹いてお茶を濁す。
永久機関かというくらいよく回る。


ブレーキドラムの可動部にグリススプレーを吹いておく。
バネには556を気持ち程度に吹く。


ブレーキドラムを組み付けた。


リダクションギアをばらす。
ネットには情報が見当たらないが、水洗いでグリスがヤバいことになってそうなので敢行する。実際、回り具合がなんか抵抗感あって不安。
金属のリングをこじって外す。


回転部分の金属パーツが外せる。


回転部分の樹脂部品が外せる。


ベアリングとかそういうの入ってないのか。ちょっとびっくり。
案の定水が溜まっていた。


樹脂部分から金属のななめギアが外せる。
本体部分の棒状ギアはばらすと厄介そうな気がしたのでそのままにした。


清掃した。


グリス塗ったくって元通り組み付ける。
回すと余剰グリスがにじみ出てくるので適宜ふき取る。
前より回転が重いのが気になるが、潤滑されてる安定感はある。


リダクションギアを外した時に出てきたスポンジの復元を試みる。
100均のメイクアップスポンジを利用。
油とかにも強そうな気がする。
6mm厚と現物実測値の倍の厚さだけどスポンジだしまあよかろ。


スポンジはリング形状だった。
外形はペットボトルのキャップがぴったり。
内径は、内側にくるナットが通ればいいはず。



キャップに合わせてはさみで切る。


真ん中にナットを捺印して、それを頼りに内側を切る。


こんな感じ。
スポンジの意味が分からなかったがベアリング周辺を外に暴露しないよう保護してるっぽい。
砂利とか挟まると痛みそうだし。


スポンジのある時。隙間がスポンジで埋まる。


スポンジのない時。隙間からベアリングが見える。


めでたく前輪を組み上げた。
リダクションギアとドラムユニットはナットを締めると角度が固定される。
ワイヤーが同じ向きに出るように組んだ。

新品のタイヤチューブを組み込んで完成。


前輪をはめた。


スピードメーターケーブルの外皮がちぎれていたので水道補修用の自己融着テープで補修。




ようやく2輪が揃ったので自転車モードで乗ってみた
乗り物になった。やったぜ。


スピードメーターもちゃんと動いてる。


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