USB電源を設ける 2

代替レギュレーターから直流を引き出すことに成功したわけだがなんか調子が悪い。
バッテリー代わりに電気を安定させるコンデンサーをつけるのを忘れていた。


コンデンサーは直流回路に並列に入れる。ちょうど充電池のように働く。
このレギュレーターから出てきた直流は交流の半分を刈り取ったような細切れ、かつ波があるので、いったんバッテリーに貯めて平滑な電圧を供給するというイメージだ。

で、このコンデンサーの規格がはっきりしない。耐電圧が十分高くて蓄電容量がそこそこでかい、というのが要件だ。

ネットで買うのもまだるっこしいので、大阪日本橋の電気街に買いに行ってきた。

試しに二つ購入してみた。
50V10000μFのブロックコンデンサーと50V6800μFの電解コンデンサー。
ネットで見るところでは6800μFで十分という声もあれば22000μFが適切という話もある。

売ってた50Vの最大容量は10000μFだったのでこれを本命に。6800μFのものはこれでも動くのか検証したくなるかもしれないので購入。どちらも700円前後だったかな。

ちなみにブロックコンデンサーというのは内部にたくさん電解コンデンサーを入れ込んだ代物だそうで、実質は電解コンデンサー。

シガーソケットも168円とか激安で売ってたので購入。しかも蓋まで売ってた。
これが欲しかったんだよ。

エーモンのソケットは800円もして刺さりも悪く、抜け止めとかいうリングは早々に脱落してどっかいった。
やな感じなのでこれに取り替える。

にしても日本橋は面白いなあ。

シガーソケットは電線がついてないので太めのスピーカー用ケーブルをハンダ付け。

コンデンサーを既設の配線に割り込ませるべく、オスメスのギボシに配線して保護樹脂をかぶせて自己融着テープで隙間を埋める。

線材をコンデンサーにハンダ付け、接合部を自己融着テープでぐるぐる巻きに。
ブロックコンデンサー(=電解コンデンサー)は+-の極性があるので注意。

サイズ感はこんな感じ。収まりそう。

コンデンサーのマイナス極をアースする端子を買いに出て、その足で山の茶屋に。
おひるごはんに蕎麦をいただきつつ、いつものようにヴォーグを見せびらかす。

「ゆっくりしていってやー」とのおばちゃんの声に、「ほんとにゆっくりしますよ?」と店の傍らで作業開始。

コンデンサーをビニールテープでぐるぐる巻きにする。
コンデンサー本体の被覆の下は金属で導通があるのでこすれてめくれて接触するとよくないので保護する。

マイナス極に丸型端子をつけてレギュレーターに共締めしてアースとする。

CDIの後ろ側にちょうど収まった。インシュロックタイで軽く留めておく。

シガーソケットも付け替えて作業完了。
USB電源経由でLED照明がちゃんと点灯。
やったぜ。

茶屋のお客さんが焚火で焼いた安納芋をくださった。
ティータイムにした。

本命のスマホ充電だけど、アイドル時には給電されない。
走ってる限りは充電マークが表示される。

画面点けっぱなしだと充電が増えはせず、減りが遅くなる程度。
地図見ながらの走行は厳しいな。でもまあこんなもんか。

ふかすと13.7Vくらいきっちり出てる。
やるじゃん。

アイドルに戻すとだんだんと電圧が下がってゆき、最終的に2Vくらいまで落ちる。
コンデンサーに貯まった電気が減ってってる挙動を感じられた。

アイドルで下がるのでゴーストップが頻繁な街中だと充電は厳しそう。
まあないよりはマシか。

追記

350kmのロングライドで使ってみたら、ちゃんとスマホを満充電にできた。
給電能力は確かに低いものの、役に立っている。




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