ガソリン給油ノウハウ

プジョー ヴォーグは混合ガソリンで走る。ガソリンとともに給油量の3%の量の2ストロークオイルを投入しなければならない。

普通のバイクならガソリンを入れるだけ入れてそれで終わりなのだが、このちょっと変わったエンジンゆえに給油にあたっていくつかのノウハウというか鉄則がある。

写真は余剰ガソリンをぞうきんに染ませて除去している図。給油をしくじるとこういう作業にいそしむことになる。
100均のコスメ用スポイトで吸い出したこともあった。
スタンドによっては器具で吸い出してくれたりする。

大原則:

1.できる限りセルフのスタンドで自分で給油する
2.やむなくスタッフに給油してもらう場合は細かく指示して作業を監督する

スタッフに「満タンお願いします」などと言おうものなら本当に満タンに入れてしまうので、オイルを継ぎ足す余裕がなくなる。それゆえちょうど良いところで給油を止めるためのこの大原則だ。

給油の方法:

  1. ガソリンタンクのキャップを外す
  2. 車体を水平にする…ヴォーグはウイリーしがちなので注意
  3. 給油ノズルをタンク内の当たるところまで突っ込む
  4. 自動停止するまで給油する
  5. 少し待ってタンク内が落ち着いたらもう一度自動停止するまで給油する

これでどれだけの給油量であろうがオイルを継ぎ足す余地を残しつつ満足な給油ができるはず。
給油中にガソリンが噴きこぼれることはまずないが、一度だけノズルの不具合か差し込み具合か何かでガソリンが噴出したことがあるので目は離さないほうが良い。

ポイントは 「3.給油ノズルをタンク内の当たるところまで突っ込む」 だ。
いけるだろ、とちょっと浮かしたりすると入りすぎたりガソリンが噴き出したりする。

上記手順で給油するとタンク内に油面がちらりと見える程度の給油量となる。
なみなみと見えていると注ぎ足したオイルがあふれ出すことになる。

スタッフ給油の罠:

スタッフ給油の場合、上記の手順を正しく伝えれば問題ない、と考えてしまうがそうはいかない。
彼らは何千何万回もの給油作業を経て、ついついノズルを浮かせて本当に満タンにしてしまう習性が身に沁みついている。
十中八九、やってしまう。これは誇張ではない。10回中8回か9回はやってしまう。
横で見ていてもやってしまう。何回余剰ガソリンを吸い出したことか。面倒がってそのまま走ればエンジンが焼き付くだろう。経験はないが。

なので最善は、給油ノズルを自分で抑えて給油してもらう、ということになる。
が、今のところそこまでやった経験はない。

オイル管理:

自分は1Lの2ストオイル缶をサイドバッグに常備しつつ、そのうち100ccをオイルボトルに移して運行している。 
給油したはいいが継ぎ足すオイルが足りない、という事態はこれで防げている。

100ccのオイルは3.33L分のガソリン給油時の必要オイル量に相当し、リザーブへの切替直前くらいまで減ったガソリンを満タンにするのにまあ事足りる。

給油直後にボトルにオイルを移すようにしているので、その時点で残量が100ccに満たなければ気付くことができる。その時点でヴォーグが満タンならまあどこへなりとオイルを買いに行けるはず。

純正オイルボトルは給油口にぴったりで便利。

ここにちょうど収まるし。

おまけ

Googleスプレッドシートにメーターの走行距離とガソリン給油量を入れたら必要なオイル量と燃費を算出してくれるシートを作って給油時にスマホから使ってる。便利。おすすめ。




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