泥沼の入り口
お盆を過ぎたといってもまだ暑い8月中旬。静岡から大阪に帰る途中の名古屋でパンクした。
これが泥沼の入り口だった。
それにしてもつるっつるのタイヤだ(伏線)。
3kmほど押してオートバックスへ。パンク修理剤で手っ取り早く修復を企てる。
が、チューブがぐさぐさに裂けてた。パンク修理剤無駄になった。
ダイソーでタイヤベラを入手。ことわりを入れてオートバックスの片隅で作業。空気入れあるから助かる。
タイヤチューブは大袈裟にはちきれていた。7ヶ月しか経ってないのになあ。1万キロ走ったけど。それくらいは持たないのかなあ。
とその時は思ったが、どうもバルブのナットを締めすぎてたらしい。
ぎちぎちに締めないといけないものだと思っていた。
最後の方は絶対ムリ!って感じになるんだけど結局強引にはまる。
そんな手順で修復完了。
なじみのバイク屋さんにタイヤがあるっていうんで購入、その場で装着。
難なく作業を終えた。
のだが、しばらく走ってからバイク屋さんの前を通りかかると、「空気少し抜けてる」との指摘。
自宅に戻ってパンク修理。確かに小さい穴が開いていた。
タイヤをはめるときにでも挟んだのだろう。いままで何度もタイヤの脱着を行ったが失敗したのは初めてだ。
タイヤベラでゴリゴリやっていたらタイヤのふちっこが裂けてワイヤーがむき出しになってきた。
これってやばくね?
タイヤベラをぐんにゃり曲げるほど苦闘して、それでも何とかタイヤをはめて空気を入れると、漏れる。
タイヤベラで挟んだらしい。チューブが裂けている。これは修理不能だ。
ほぼ新品だったタイヤのふち(=ビード)もぐさぐさになっている。
泥沼に首まではまる
明日は自動二輪の試験でヴォーグで試験場まで行かねばならぬのに。
が、こっちのタイヤもビードが裂けた。使えないレベル。
チューブも毎回穴が開く。
どんどん穴が開く。
はめてははずしてを繰り返し、最終的に9か所穴が開いた。握力を持っていかれるほど疲労した。
が、翌朝、タイヤの空気は抜けていた。古いパッチしか残ってなかったので密着が甘くなってる。
どんどん穴が開く。
はめてははずしてを繰り返し、最終的に9か所穴が開いた。握力を持っていかれるほど疲労した。
が、翌朝、タイヤの空気は抜けていた。古いパッチしか残ってなかったので密着が甘くなってる。
負けた。
バイク屋さんが原付を貸してくれたので、免許の試験場にはいくことができた。
試験は落ちたけど。
試験に落ちたその足でホームセンターでタイヤチューブを買ってきた。
合計10回も連続で穴を開けるなんて、なにかがおかしい。
しかもタイヤ外側までダメにするとは、どこか致命的にやり方が間違っているってことだ。
やり方を変えることにした。
ネットで見た「結束バンドでタイヤを縛ってはめる」方法をとることにする。
これまでは、タイヤを片方ずつはめていく手順で最後はタイヤベラのごり押しで押し込んでいた。
ごり押しの際にチューブを挟んで穴が開いたりタイヤのふちが破れたりしていたと推測される。
結束バンドで縛ってはめる場合、タイヤの両ふちを同時にはめてゆくことになる。
縛ってあるからチューブを挟むことはないが、そんなのではまるのか?
あっさりはまった。あっけなくはまった。工具も使わず結束バンドだけではまった。
タイヤはめ大会からちょうど1か月、1000kmは走っただろうか。
ふとタイヤを見ると、膨れている。
タイヤ事変の際にビードがぐさぐさになってワイヤーが露出していたわけだが、それをそのまま使用していたのだ。
その部分が内圧に負けて膨らんでいる。これはやばそうだ。
結束バンドで縛ってはめる。踏んづけるようにするとすんなりはまった。
バルブのナットは素手で締める程度のトルクで留める。
ようやくリアタイヤ界隈に平穏が訪れた。
おまけ
ビードがぐさぐさになった2台目のリアタイヤに新品のチューブを入れて組んだらパンクした。まだ走ってもいないのに。
廃チューブを切って張り付けて修復してみようかと思ったけどくっつきゃしない。
穴が開いていない箇所でもビードワイヤーにこすれてやばそうな状態が見受けられる。
損害
- タイヤチューブ穿孔箇所合計:11ヶ所
- 廃棄タイヤチューブ:3本
- 廃棄タイヤ:3本(うち1本は寿命)
- 要した仕事量:多大
まとめ
- ヴォーグのタイヤをはめる際は結束バンドで縛ってはめれば工具はいらないしチューブもビードも安全
…多分慣れたら結束すら不要じゃないかな
…ヴォーグに限らずカブとかでも一緒のはず
…タイヤをはずす際はタイヤベラがないと多分無理 - ビードワイヤーの露出したタイヤは使うべきではない
…露出部がチューブを傷つけてパンクする
…タイヤ自身が変形してたぶん破裂に至る - バルブのナットは締めすぎない
…そもそものパンクは締めすぎてたせいだと思う
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