前回までのあらすじ:小型二輪AT免許を1発試験を6回受けて取った。
写真とか撮るネタもなくなってきた。
免許証に限定解除の旨が印字されて返ってきた。
待ってる間、また良からぬことを考えてしまった。
動機
小型二輪AT免許の交付の待ち時間に暇を持て余して良からぬことを思いついた。
6回の受験の5回までは最初の方の一本橋で終わってて、まともにコースを走ったのは最後の一回のみ。
→せっかくコースを覚えたのにもっと走りたい。
→もっかい試験受ければいいんじゃね?
125cc以下の小型二輪免許の次は400ccの普通二輪免許を受けてみるとかどうだろう。
車体は大きくなるけどATなら似たようなもんじゃね?
いたずらでもするような気分で申し込んでしまった。
そんなおっきなバイク乗るつもりはさらさらないが、400ccのヴォーグが出現したら役に立つかもしれない。
- 本日の出費:受験料1400円
限定解除
小型二輪ATの免許を持っているので、ステップアップする形で普通二輪ATの免許に移行できる。
これを限定解除という。小型に限定されている状態を解除するということだ。
小型二輪を持ってなくていきなり普通二輪を受験する場合と試験内容は同じだけど、限定解除審査と呼び名が変わり、手続きもやや簡略化され、費用も少し安い。
二輪免許試験との相違点はこんな感じ:
- 受験料2600円→1400円
- 受験毎の視力検査が不要
- 再審査申し込み時に質問票記入が不要
- 取得時講習が不要…受講料12000円も不要
- 交付手数料2050円が不要
貸車料は変わらず1450円。
すなわち1回の審査にかかる費用は1400+1450=2850円。
限定解除じゃない場合は2600+1450=4050円。限定解除審査はお財布にやさしい。
準備
またがらせてもらえた。不安しか得られなかった。
でかすぎ。車重が230kgほどある。44kgのヴォーグの5倍以上だ。
そんなものに乗ってどうするんだ人類?
小型二輪では脇をよけて走っていたスラロームを走らなければならない。
まじめなので蛇行運転とかしたことがない。
結果
スラローム→一本橋→S字を抜けたところで審査終了。
スラロームは8秒以内に抜けなければならないところを12秒かけていた。これが減点の大半。
あと、コーナーで膨らみすぎらしい。
第一回技能審査のまとめ
- 本日の出費:貸車料1450円 + 次回受験申請料1400円 =2850円
- これまでの出費:4250円
- 試験車両のスクーターはでかくてつよいが走れそう
- 宿敵の一本橋がクリアできたのはうれしい
スラロームのパイロンの間隔は4.5m。公園の駐車場でそれっぽいコンクリートの継ぎ目を走ってみたけど反社会的な気持ちになるので乗り切れなかった。
道路のセンターラインの破線が5m間隔なので練習にちょうどいいんだけど、そこで練習すると反社会的勢力になってしまうので自粛した。
結果
前回と同じく、スラローム→一本橋→S字を抜けたところで審査終了。
前回12秒かけたスラロームは9秒ほどに短縮できた。気合だけでなんとかしている感。
でもやっぱりコーナーで膨らみすぎらしい。
第二回技能審査のまとめ
- 本日の出費:貸車料1450円 + 次回受験申請料1400円 =2850円
- これまでの出費:7100円
- ようやく普通の試験っぽくコースを走れてる気がしてきた
だんだんどっちが2コースでどっちが3コースだかわかんなくなってきた。
試験開始まで3コースと勘違いしていた。
写真とか撮るネタもなくなってきた。
結果
スラローム→一本橋→S字→クランクでパイロンに突っ込んで審査終了。
スラロームは変わらず9秒ほど。もちょっと何とかしたい。
前を歩くおbお姉さんも念入りに下見していた。
聞けば普通二輪MTを10回ほど受験してるけどこのクランクより先に行けたことがないとのこと。意気投合した。
結果
スラローム→一本橋→S字→クランクでパイロンに突っ込まなかったけど後ろでひっかけて審査終了。
スラロームは変わらず9秒ほど。もう短縮はあきらめた。
途中、初めてコースを間違えた。なぜか後の小型二輪の試験が同時進行されて、交差点で並んだ時点で意識が持っていかれた。
コース間違い自体は減点されないし復帰する分余計に走れたのでちょこっとうれしい。
第四回技能審査のまとめ
- 本日の出費:貸車料1450円 + 次回受験申請料1400円 =2850円
- これまでの出費:12800円
- 試験車両中いちばんでかいこのスクーターでこのクランクは相当に難しいのではなかろうかと思い始めてきた
- クランクで躓いていた件のお姉さんは初めて突破して見事に合格していた。ハイタッチした
■第五回技能審査
今日の敵はクランク。
下見しながら何度もイメージトレーニングする。なるべく先のコースに視線を置くほうがいいような気がした。気がしただけで根拠はない。
結果
合格。走り切った。
仇敵クランクはブレーキをガクガクさせながら気合で乗り切った。見るからにヤバい走りだった。試験官さんもなんか釈然としない面持ちで「合格です」と告げてくれた。
スラロームの所要時間ちょっと短縮して8秒台。いい歳になっても上達はするもんだなあ。
第五回技能審査のまとめ
- 本日の出費:貸車料1450円
- これまでの出費:14250円
- やったぜ
免許証交付
審査終了後、免許証を預かられて受付で待つように言われた。
前回の合格時には待機ホールで待っていたのでなんか変だな。
と思いつつ待っていたら、限定解除の場合は即日交付と初めて知った。手数料も不要。
免許証に限定解除の旨が印字されて返ってきた。
なるほどこうなるのか。
14250円で普通二輪ATに限定解除できた。
前段階の普通二輪小型ATの取得費用と併せると53400円となる。
まあ教習所に通うよりは安いかな。
ミッションコンプリート。
待ってる間、また良からぬことを考えてしまった。
つづく。
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