目次
この記事では私のプジョー ヴォーグSPのウインカーリレーについて、純正→NTB→MISUBA→NTB の代替品遍歴をたどる。
まとめ
- プジョー ヴォーグSPのウインカーリレー代替品として動作が確認された製品は次の通り:
- NTB FR12-3H (3端子)
- ミスバ フラッシャーリレー 12V10W (2端子)
- 上記の製品はサイズ、性能に互換あり
- 上記の製品は端子幅が広いので純正のコネクタが刺さらない。対策は次の通り:
- リレー側の端子の両端をニッパーでちぎって対応
- 変換コネクタを作成して対応…エーモン平型端子セット(250型)で作成可能
- 製品性能には個体差がある。点滅が遅い場合はハズレ
- 極寒環境下だとバイメタルが切れる恐れがある
純正ウインカーリレー → NTB FR12-3H
納車から早々に純正ウインカーリレーが機能しなくなって、代替品を取り付けていたヴォーグ。
代替品はNTB FR12-3H フラッシャーリレー。
顛末はこちら。
NTB FR12-3H → ミスバ フラッシャーリレー 12V10W
12月半ばの寒い真夜中、350kmのロングライドのさ中にウインカーの点滅が怪しくなってきた。
点灯時間がどんどん長くなってゆく。
ついには点灯しっぱなしになってしまった。
余りに寒すぎてバイメタルがどうにかなったのかもしれない。
手動で点灯消灯を繰り返してリレー代わりを果たすのは大変なので、急遽代替品を探した。
近所のバイク屋さんで事情を話すと、これならいけるかなあ、と探してきてくれた。
ミスバ フラッシャーリレー 12V10W。
1000円くらいだったかなあ。
2端子なのでウインカーブザーは鳴らせないが、ウインカーの点滅の用は足すはず。
壊れたNTBのリレーとの比較。
端子の幅をニッパーでちぎって狭める必要があるけどポン付けできそうだ。
以前の頼りない明滅より良くなった。
1秒間隔で点滅する。保安基準では1~0.5秒間隔が適合範囲。セーフ。
ミスバ フラッシャーリレー 12V10W → NTB FR12-3H
南海部品を覗いてたら売れ残ったようなウインカーリレーを見つけた。
最初の代替リレーと同じ、NTB FR12-3H。1000円。購入。
これまで2度、代替品リレーを取り付けてきたがいずれも端子幅が広いため、プジョー ヴォーグの純正ハーネスの幅の狭い端子がそのままでは刺さらず、ニッパーでリレー側端子をちぎって刺していた。
毎度面倒なので変換コネクタを作る。
エーモン平型端子セット(250型)、刺される方の端子の線側を切ったり曲げたりしてヴォーグの刺される側端子に合うよう加工する。
変換コネクタを介することでリレーをポン付けできるようになった。
ミスバ フラッシャーリレー 12V10Wより速く点滅するようになった。
1秒以下0.5秒以上の点滅間隔。合格。
3端子なので後付けのウインカーブザーも鳴る。満足。
ブザーの詳細はこちら。
最初の代替リレーと同じ製品なのに点滅の力強さが全然違う。個体差が大きい。最初のはハズレを引いたらしい。
NTB FR12-3Hの故障状況
厳寒のさ中に点滅しなくなっていった初代代替リレーのNTB FR12-3Hを分解してみた。
白い線がたぶん電熱線、それがぐるぐる巻かれている左右に伸びた平た細い金属がたぶんバイメタル。
電熱線によってバイメタルが伸縮して、それを固定している薄い金属部品がぺっこんぽっこんして断続的に通電、みたいな機構と思われる。
バイメタルの両端は固定されているが、片側に亀裂が入っている。そのうちポロリと取れてしまった。固定不全になってぺっこんぽっこんしなくなったことが故障の原因と推察される。
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